男の掟
おとこのおきて
現代青年のアイドル渡哲也が丹波哲郎と初共演、勝手気ままに生き抜く青年が悪に向って正義と怒りの鉄腕を振り下ろすアクション巨篇

昭和35年、初夏の東京。深川のある神社には祭礼の提灯がずらりと並んでいた。そのさなか、鳶玄の事務所に血まみれになった小頭、三木が転がり込んできた。組長の玄之助と多平は法理組の仕業とにらんでいた。血の気の多い多平はドスを懐に飛び出し、境内にいた法理めがけて身体ごとぶつかっていった。それから8年たった深川には、高速道路も出来、見違えるようになっていた。久しぶりにシャバに戻った多平は、娘・早苗の成長ぶりに驚き、玄之助の長男・玄一の成長にもビックリするのだった。鳶玄は、いまや宗方工務店に名前が変わっていた。法理組も息子が立て直し、立派な建設会社になっていた。次男の玄次は南の海で仕事中に遭難し、三男の玄造は家にも寄り付かず、祭の時だけ帰って来る風来坊である。折から町は夏祭り。数人の男を相手に暴れまくっている玄造の姿に、多平は「旦那の若い時にそっくりだ」といって目を細めるのだった。しかし、玄之助は、玄造につらくあたり、家の敷居をまたがせないといきり立った。そのとき、宗方家へ玄次の嫁と称する女・真理が訪ねて来た…。

 

日本
製作:日活 配給:日活
1968
1968/2/13
90分/8巻/2458m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】中央区(日本橋・浜町、銀座通り)/江東区(深川・裏通り)/大田区(羽田空港)
【千葉県】船橋市(船橋サーキット)