波止場の鷹
はとばのたか
横浜を舞台に、正義の一匹狼・石原裕次郎が麻薬団のボスに敢然と立ち向かう。裕次郎と丹波哲郎が共演したムード・アクション。
横浜港で久須見商会というシップ・チャンドラーを営む久須見健一は、裸一貫から今日の地位を築いた海の男。そんな彼に目を付けたのは、吉田海運とは名ばかりの、裏で麻薬取引を操っている暴力団員・吉田隆次だった。警察の麻薬取締が厳しくなり、取引の場を追われた吉田らは、税関も自由に出入りできる久須見商会を利用しようとしたのだ。だが久須見は吉田の申し入れをにべもなく断った。久須見は吉田ら暴力団を恐れてはいなかった。そこには堂々たる海の男の自由と正義を貫くど根性があった。そんなある日、自動車事故で久須見はたった一人の肉親・妹の順子を失い、自らも重症を負ってしまう。だがそれが仕組まれた事故であると、取り締まりの岩崎刑事に聞かされた久須見は「順子の仇はきっと俺がうつ」と復讐を誓う。
日本 製作:日活
日活
1967
1967/8/12
カラー/80分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2180m
日活
【神奈川県】横浜市(横浜港・桟橋、横浜市内)