喜劇 東京の田舎っぺ
きげきとうきょうのいなかっぺ

天下を取る気で東京へ出てきたぼん太が下着会社に就職、田舎っぺと馬鹿にされながらも都会の波を乗り切る笑いと涙にあふれた新喜劇路線第1弾。

田舎の大家族に生まれた圭太は、今日も耕運機にしがみついて働いていた。しかし、小さな段々畑の収穫のみでは生活は楽にならず、まだ若い圭太はある一大決心をした。それは東京で一旗揚げることだった。夢と希望をもって故郷をあとにし、東京の上野駅に降り立った圭太は、早速大都会の洗礼を受ける。人混みのなか、全財産の入った荷物をそっくり盗まれてしまったのだ。途方に暮れていた圭太のピンチを救ったのは、赤沢と名乗る老紳士だった。赤沢は女性用下着メーカーの社長で、ちょうど人材を探しているところだったのだ。赤沢のパンティー作りへの情熱に心を動かされた圭太は入社を決めた。早速働き始めた圭太だったが、都会のスピード感についていけず、周りからは「田舎っぺ」と笑われた。そんな圭太にも心の拠り所があった。それは社長の美人秘書、あさみだった。あさみに恋した圭太はますます仕事に熱がこもったが、一生懸命やればやるほど失敗が重なり、遂には本社からデパートのパンティー売り場に異動させられてしまう。

日本
製作:日活 配給:日活
1967
1967/8/12
88分/8巻/2411m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】台東区(上野駅)/新宿区(新宿駅(西口バスターミナル、西口地下広場、西口プレート、地下道)/千代田区(日比谷公園)