関東も広うござんす
かんとうもひろうござんす

悪徳ボスを相手に一匹オオカミ英樹が奮然と立ち上がり大暴れする、男の友情あり、お色気あり、爽快な大殺陣など波乱万丈の仁侠アクション

大正の初期。ひと雨ごとに関東にも秋がやってきた。ある貸元の玄関先で七・三の構えで正統仁義を斬る村瀬政吉がいた。二十日前無事に刑期を終えた政吉は、この関東一円を旅から旅へと修業を重ねていた。しかし昔からの因縁で政吉をつけ狙う上海竜がいた。そうとは知らず政吉は、千波の賭場でイカサマを見破った山神組長弥助の命を救い、今年の祭りも無事に血を見ずにすんだことを聞かされ、弥助から感謝の言葉を貰った。弥助の止めるのも聞かず、政吉はまた旅に出たが、別れ際に鳶の庄五郎を訪ねてはくれまいかと頭を下げられた。弥助に見送られて旅の道を急いでいると、千波の賭場で知った小糸につけられ、一緒に連れて行ってくれと頼まれた。政吉はそれを振り切って行くと、町はずれで千波の子分たちが待ち伏せして激しい格闘になったが、これを追い散らした。その頃、千波のところへ上海竜が政吉の居所を訪ねて来た。その時、千波の子分が来て、鳥羽を寅吉と番長鉄に荒らされたと聞いた竜は、近くに政吉がいると確信した…。

 

 

日本
製作:日活 配給:日活
1967
1967/6/28
87分/8巻/2406m/フジカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【群馬県】足利市                                            
【栃木県】小山市/栃木市
【千葉県】香取町(佐原)