夕陽が泣いている
ゆうひがないている
ザ・スパイダースのヒット曲を映画化。和泉雅子、山内賢のフレッシュコンビが無名のバンドに青春を賭け大成功をおさめる青春音楽大作。

福島の牧場に育った山田健次はバンドマンを夢見てギター片手に上野駅に降り立った。飛び込みで芸能事務所を訪れるが採用されるわけはなく、同じく門前払いを食らった幼稚園の園長を母に持つ浪人生の野村信一と二人、途方に暮れていると、車に乗った大学生の伊吹洋子に声を掛けられ四ツ谷駅まで送ってもらうことになるが、途中、口論となり急ブレーキをかけた洋子の車に吉川正夫の運転する車が追突した。正夫と洋子たちは口喧嘩になったが、警察官の新庄秀夫が割って入り、まるくおさめた。 4人は音楽好きなことで意気投合した。バンドを結成した健次たちは、クラブのステージに立つ伊吹毅クィンテットの伊吹毅を訪ねた。控室で、彼らは洋子に再会した。洋子は、日本一流のギタリストである毅の妹だった。瞳れの毅にコーチを頼み込んだ4人だったが、毅は断った。健次たちはクラブ“月世界”の住み込みボーイになり練習に励んだ。兄・毅のバンドのマネージャーになりたいが受け入れてもらえない洋子は、4人を激励し、彼らのマネジャーになると言った。ある日、クラブに出演予定の伊吹のバンドがトラブルで開演時間に遅れ、代わりに舞台に立った健次たちのバンドは客と一体となって演奏し、大きな拍手が沸き起こった。毅は自分が作曲した譜面を健次にあたえ、激励した。そんな折、毅がヤクザに因縁をつけられ負傷した。自分の身がわりで毅が負傷したことに責任を感じた健次は、バンドをやめて田舎へ帰るといったが、洋子に慰められ東京に留まった。しかし、バンドはバラバラになり…。

日本
製作:日活 配給:日活
1967
1967/5/20
モノクロ/86分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2352m
日活
【東京都】台東区(上野駅(ホーム、正面玄関))/港区(赤坂田町ホリ・プロダクション旧本社)/千代田区(弁慶橋付近)/新宿区(四谷見附)/中央区(銀座「JUN])/府中市(東京競馬場(パドック、客席)/大田区(羽田空港・ロビー) 
【静岡県】東海道(富士付近)