おゆきさん
おゆきさん

映画好きのお手伝いさんが、大学教授宅で住み込みで働き、あるときは一家の支えとなって明るく、楽しい人生を送るという青春明朗大作。

古風な顔立ちの美しい少女・祐紀子は、平山家の新しいお手伝いさんとして“おゆき”と呼ばれ家族全員から可愛がられていた。平山家は三人家族で、一家の大黒柱で大学教授の良吉とその妻である正子、そして一人娘の洋子、そこにおゆきが加わっていつも話題の絶えない明るい生活を送っていた。時におゆきは恋愛で悩む洋子を慰め、またある時には良吉の大学で開催された野球大会に出場して学生たちの間でも評判になった。そんなおゆきはクイズ番組の大ファンで毎週欠かさず見ており、特に映画ジャンルについては大得意だった。洋子は日頃の恩返しにおゆきがクイズ大会に出場できるようこっそり申し込んだ。そんなある日、おゆきは良吉と能を観に行った。両親のないおゆきは良吉のことを本当の父のように慕っていた。良吉もおゆきを大切な家族として接し、二人は実の親娘のような絆で結ばれていた。しかし数日後、おゆきと良吉ができているのではというあらぬ噂が大学内で流れ始め…。

日本
製作:日活 配給:日活
1966
1966/12/4
モノクロ/80分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2173m
日活
【東京都】千代田区(東京駅、千鳥ヶ淵)/渋谷区/新宿区(国立競技場)/大田区(羽田・高速道路)/港区(明治記念館)/江東区(東雲貯木場)/大田区(多摩川台公園、田園調布の魚屋)/府中市(東京農工大学グラウンド)
【神奈川県】鎌倉市(円覚寺)