逃亡列車
とうぼうれっしゃ
終戦時の満州に取り残されたスネに傷持つ7人の兵士たちが、ポンコツ寸前の機関車を修理して決死の脱出に挑む。石原裕次郎主演の娯楽戦争アクション。
昭和20年8月、戦争末期の満州国境地帯。日本軍の軍需物資集積地の監視にあたっていた独立鉄道第三十大隊に、北支の最前線から有坂少尉が派遣されてきた。有坂の着任早々、独鉄三十大隊は蜂の巣をつついたような騒ぎが起こっていた。ソ連が攻撃を仕掛けてきたことにより戦闘の最前線となったのである。その上、ゲリラの襲撃で多量の武器弾薬を盗まれ、そのどさくさに紛れて岡二等兵が脱走したのだ。その夜、衛兵にあたっていたのは工藤軍曹以下の工藤分隊で第三十大隊の中で、札付きのならず者が揃っていた。大隊長の黒丸少佐はいやがる工藤分隊を脱走兵・岡の捜索と兵器奪回の任にあたらせ、その分隊の指揮を有坂に任命した。早速有坂は岡の残した私物の中から岡の恋人・山下光子が三溝講にいることがわかり工藤分隊7人を引き連れ、さらに最前線である三道講へ向かった。三道講へに降り立った有坂以工藤分隊はまず岡の捜索から開始した。だか工藤軍曹以下分隊の連中は逃亡することを虎視眈々と狙っていた。
日本 製作:日活
日活
1966
1966/12/24
カラー/95分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2591m
日活