日本仁侠伝 花の渡世人
にっぽんにんきょうでんはなのとせいにん

破門された「め組」の纏持ちがヤクザの道に入り大暴れ、やがて故郷に帰り、「め組」の窮地を知って正義の剣を振るう豪快仁侠アクション。日本仁侠伝第二弾。

明治三十七年。清二はかつて父親が病で亡くなって以来、め組の頭である文二郎に我が子同然に育てられた。清二は今ではめ組で纏持ちを務める立派な青年となり、文二郎の一人娘であるお初はそんな清二に密かに想いを寄せていた。そんな折、め組は大きな建築仕事を請け負っていた。しかしその仕事をことごとく邪魔立てしてくるものがあった。ヤクザの松木組だ。嫌がらせは日ごとに酷くなり、工事現場では毎日のように怪我人が出る事態、更にめ組が長年世話になっている織物問屋は火をつけられて全焼してしまった。組長の松木は文二郎にサシでは話し合う書状をめ組に届けたが、文二郎の身の危険を感じた清二は単身松木組に殴り込みをかけた。清二の力技によって松木組とのいざこざは収まったが、勝手な行動をしたとしてめ組からは破門を言い渡された。目に一杯の涙を溜めたお初に見送られながら、清二は旅へ出ることにする。

日本
製作:日活 配給:日活
1966
1966/6/15
カラー/79分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2163m
日活
【栃木県】小山市(巴波(うずま)川・河原)
【埼玉県】川越市(入間川)