赤いグラス
あかいぐらす

アイ・ジョージのヒット曲に因んで作られた中平康監督による歌謡映画。渡哲也が次々と殺し屋の罠に嵌りながらも、養父殺しの真犯人を突き止めていく。

一等航海士の速水弘志が久しぶりに船から降りると、港では恋人の典子が悲しい報せを持って待っていた。育ての親である清水が何者かに射殺されたのだ。親のいない弘志を立派に育て上げたのは、港で荷役会社をやっていた清水だった。弘志はその恩を返せなかったことを悔やんだが、必ず犯人を探し出そうと決心する。彼は清水の旧友の戸場のバーに駆けつけて彼から事実を聞き出そうとした。清水が死んで一番得をするのは副社長の神崎なのだが、いくら洗っても不利な証拠は出てこないのだった。弘志は典子の兄で医師の恭二と会うが、恭二の表情に何か秘密が隠されていることに気付く。

日本
製作:日活 配給:日活
1966
1966/5/18
モノクロ/86分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2348m
日活