哀愁の夜
あいしゅうのよる
舟木一夫の同名ヒット曲の映画化。青年弁護士が友人の冤罪を晴らすため事件を究明する中で、犯人の令嬢との恋に悩むムード歌謡篇。
弁護士志望の木場正彦は、ある深夜ハイウェイをもの凄いスピードで飛ばす車を助ける。ハンドルを握っていたのは、宇月美紗緒という女だった。美紗緒はお礼を言い、正彦を家まで送り届けようとしたとき、チンピラに車を囲まれる。しかし正彦の機転で美紗緒を逃がすことは出来たが、正彦はバーに連れていかれてしまう。そこでヤクザに痛めつけられる新聞社編集長・広瀬を見た正彦は、そのヤクザの顔を見て驚く。そのヤクザは小学生時代の同級生吉田一也であった。一也の友達と知って正彦はそのまま家に帰されるが、翌日の新聞に広瀬の死と犯人として一也が捕まったことを知る。一也の無実を信じて正彦は師である小島弁護士に協力を求め、事件の真相を探ることになる。ある日、小島弁護士の用事で宇月産業を訪ねると、そこに美紗緒がいた。実は美紗緒は宇月産業の令嬢だったのだ。惹かれあう二人だったが、美紗緒には既に親が決めたフィアンセがいた。広瀬殺しの事件を調査する正彦だが、そこには宇月産業、美紗緒をも巻き込んだ大きな陰謀が隠されていたのだった。
日本
製作:日活 配給:日活
1966
1966/3/27
カラー/85分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2324m
日活
【東京都】台東区(上野動物園)/三宅村(三宅島(今崎海岸、三七山、生島新五郎の墓、三宅島空港))