東京は恋する
とうきょうはこいする

20歳の舟木一夫が和田浩治と共演した青春歌謡映画。主題歌『東京は恋する』にのせて、美大を目指す青年とバンドの成功を夢見る青年の恋と挫折を描く。

美大に入学することを夢見ながら看板屋で働く塚口明男は、ある日、日比谷で映画を観た帰りに雨宿りをしている美しい少女を見かけ、恋に落ちる。少女が去った後にはマスコットが落ちていた。明男は看板屋の主人・文太の家の二階に住みながら絵の勉強をしていたが、高校時代の友人・健次に再会したことで、彼の家に引っ越すことにする。健次はアルバイトの傍ら、仲間を集めてバンドをやっていた。明男は無理やりすすめられてバンドのメンバーの前で歌うが、そのきれいな歌声にバンドのマネージャー兼スポンサーの玲子はすっかり惚れ込み、彼にバンドの一員になることを勧めるのだった。ある日、明男は東北沢駅前の洋品店であの雨の日の少女と再会する。明男は少女にマスコットを返し、彼女も大事にしていたマスコットが戻ったことをとても喜んだ。少女の名は緒方ミチコといい、お礼に靴下をプレゼントされる。思いもかけぬプレゼントに明男は喜ぶが、実はミチコが健次の友達で、あの雨の日も健次と待ち合わせてすっぽかされたことや、マスコットも健次からの贈り物だったことを知る。

日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/9/18
カラー/95分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2591m
日活
【東京都】千代田区(日比谷の舗道、日比谷公園噴水前、東京駅はとバス乗り場)/中央区(銀座通り、晴海埠頭)/世田谷区(東北沢駅前)/台東区(言問橋)/渋谷区(リキ・ボーリング場)/港区(東京タワー)