青春とはなんだ
せいしゅんとはなんだ

石原裕次郎が熱血教師に扮した学園青春ストーリー。兄・慎太郎が裕次郎をイメージして書いた小説を映画化し、その後テレビドラマとしてシリーズ化もされた。

アメリカ留学から帰ってきた野々村健介は、英語教師として田舎町の高校にやってきた。町に着いて早々、健介は路地裏の暗がりで不良高校生グループの喧嘩を目撃、その後立ち寄った一杯飲み屋でそのグループが店の娘・町子を相手に酒を飲んでいるのを見て度肝を抜かれる。しかも彼らは健介が赴任する南日高校の生徒たちだった。翌日、着任した健介はべらんめえ調の南部なまりの英語で全校生徒に挨拶し、皆を呆然とさせた。さらにその後の授業では生徒を表に引っ張り出し、青空の下で英語ならぬ恋愛専科を教え、進学組の保夫たちから非難の声を浴びた。そんな時、刑事がやってきて不良グループの橘が連行されてしまう。昨夜の乱闘の際に相手方の高校の生徒から時計を奪ったというのだ。数日後、校内掲示板に橘の退学処分が発表され、全校の話題を集めた。健介の授業は受験の足しにならないと一人図書室で勉強する保夫、意味もなく暴れまくる不良グループの久保や寺田たち。彼らが青春のエネルギーを持て余していると感じた健介は「よーしっ俺も一丁暴れるぞ」とトレパン姿に着替え、久保と寺田をラグビー・グランドに引っ張って行く。そして「今日から俺が部長兼コーチとして君たちを日本一のチームに仕上げる」と高らかに宣言するのだった。

日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/7/14
カラー/101分/シネマスコープ・サイズ/10巻/2763m
日活
【東京都】立川市(立川高校)