青春のお通り
せいしゅんのおとおり

明るくて元気、そして何よりちゃっかり者のお手伝いさんを吉永小百合が演じ、浜田光夫と共にその魅力を画面いっぱいに描く青春大作。

桜子、久子、中子の三人は同じ大阪の短大を卒業した親友同士だった。しかし、ちゃっかり者の桜子が会社を辞めてお手伝いさんになると言い出した時にはさすがの二人も目を丸くした。特に桜子に密かに好意を抱く久子の兄・圭太は断固反対したが、桜子の決意は固く、準備として家事サービス訓練所にも通ったという。やがて桜子は高級住宅地に住むテレビ作家の浪花家のお手伝いさんになった。運転手付きの自家用車、ベッド付きの独立した女中部屋、朝は遅く時間にルーズ…と、ちゃっかり者の桜子が選びに選んだ好条件だったのだ。浪花家の人々も桜子を気に入り、順風満帆な自身の生活ぶりを桜子が親友二人に話すと、二人は面白がった。一方で圭太の気持ちを知った中子は、桜子に圭太との結婚を勧めるが、桜子は圭太の収入が低いこともあり乗り気ではなかった。圭太はテレビの動物の声の吹き替えを職業としていて、確かに裕福ではないが、一途で愉快な青年だった。そんなある日、桜子は浪花家の主人が妻に隠れて不倫していることを知る。

日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/7/14
カラー/75分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2075m
日活
【東京都】新宿区/国立市(国立駅)/調布市(日活撮影所内・俳優控室、通路)
【大阪府】吹田市(阪急千里山線・新千里山駅、新千里山団地内・ショッピングセンター)/豊中市(新千里山駅、千里ニュータウン/大阪市(大阪駅、阪神ビル内ツーリスト・ビューロー、阪神百貨店・スカイパーラー、大阪城、中之島公園、天王寺動物園)/宝塚市(武庫山高級住宅地) 
【兵庫県】神戸市(須磨の海)/芦屋市(住宅街、老人ホーム)
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