処女喪失
しょじょそうしつ

純潔を奪われる者、捧げる者、様々な女性たちの性行動を生々しく大胆に描いた異色ドラマ。

「処女喪失」特集を企画した週刊誌の記者である浩介は、全国から寄せられた様々な体験記やアンケートを読み比べながら原稿の締め切りに追われていた。そこへ一人の男が血相を変えて飛び込んできた。船乗りの山岸だった。彼の婚約者である綾子が週刊誌へ自らの手記を送ったと聞いてやって来たのだ。山岸は綾子の手記を見つけるとそれを読み始める。綾子は田舎の中学を卒業すると横浜の薬問屋に就職した。よく働く綾子は誰からも可愛がられ、幸せな日々を送っていた。山岸と婚約を交わしたのものこの頃だった。それから二年後のある日、薬問屋の主人である野津は綾子を連れて地方へ配達に出かけた。その道すがら、野津は助手席の綾子を押し倒した。必死の抵抗も空しく、綾子の純潔は奪われてしまう。絶望した綾子は山岸との結婚も諦め、コールガールへと転落していく。

日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/6/20
モノクロ/7巻/2303m/84分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】文京区(光文社ビル・女性自身編集室)/渋谷区(国立代々木競技場付近)/狛江市(多摩川を渡るロマンスカー)
【神奈川県】横浜市(山下公園、横浜港)/横須賀市(東京湾フェリー乗り場) 
【大阪府】大阪市(中之島堂島ビル)