ろくでなしシリーズ第3弾。競馬・競輪・オートレースのギャンブル界の背後でうごめく悪党を追うろくでなし錠。全篇にお色気を盛り込んだ新型セクシーアクション
競馬、競輪、オートレースと日本を代表するギャンブルの有力ジョッキー、レーサーが白昼何者かの手によって次々と殺されていった。たまりかねた協会では犯人逮捕の協力者に一千万円の賞金をかけた。それを知ってご存じろくでなしのジョーこと竜巻丈次は博奕の借金も溜まってここらで一仕事と思っていた矢先でもあり、渡りに船と犯人確保に乗り出した。丈次はこの仕事の裏にはノミ屋のシンジケートがあるとにらんだ。八百長勝負を承知しない選手たちへの腹いせと考えたのだ。まず丈次は轟商事に目を付けた。表向きは商事会社という看板を掲げて商売しているが、陰であくどい仕事をしている轟組をくさいとにらんだのだ。丈次に自分の組が狙われているといち早く察知した組長の轟雷造は丈次を消すことを計画した。前々から丈次には仕事の面で邪魔され続けている轟には丈次は目の上のたんこぶだった。折よく、部下で殺し道具作り専門の草加が強力爆薬入りの腕時計を完成させたので、轟は早速情婦の万智子に色仕掛けで丈次に接近して腕時計をはめさせるように命じた。