男の紋章 喧嘩街道
おとこのもんしょうけんかかいどう

男の紋章シリーズ第7弾。男を磨くために旅修行に出た竜次が意地と正義を貫き通して、豪快に斬りまくる仁侠アクション

村田組と大島組との合併は村田きよの念願だったが、いよいよ実現の運びとなり全国の親分衆肩入れのもとに、大島竜次村田組四代目襲名披露が盛大に執り行われた。これで長い間の夢がかなえられたと実母村田きよは竜次の晴れ姿を喜んだが、竜次の心はおさまらなかった。村田組は母が苦労して築き上げたもの、大島組は父庄三郎が残したものだけに何としても甘えた今の自分に我慢がならなかったのだ。厳しい修業を積み重ねてこそ本当の人間になれるし、人の頭にも立てるのだと悟った竜次はきよを説き伏せて一人旅修業を思い立った。雄造をはじめ辰、虎鮫の可愛い子分らは一心に思いとどまらせようとしたが、竜次の決意は堅く、晴子のお守り袋を胸に三年間の旅に出発していった。この大島の動きに花岡組は色めき立った。竜次には散々煮え湯を飲まされて積もる恨みがある花岡組の親分桑田は、これを機会にと雇っておいた腕利きの刺客、人斬り稼業根津三兄弟に竜次の後をつけさせ、留守中の村田組を引っ掻き回そうと計画を練った…。

日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/4/3
95分/9巻/2601m/イーストマンカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【岐阜県】長良川河畔