北国の街
きたぐにのまち
若い夢をいっぱいにのせ、美しい北国の春に咲いた若者たちの恋や友情を舟木一夫のヒットメロディーが謳いあげる日活青春歌謡大作。
新潟県十日町は絹織物の町として昔から有名だが、いまでは機械織りが町を支配し、手織り職人の生活は苦しかった。小島海彦は手織職人の父親を持ち、高校卒業後は父親の後を継ぐことになっていた。ある日、海彦は通学の列車の中で可憐な一人の女学生に目を止める。一目で心を奪われた海彦は、毎日の通学列車の中で彼女に会えるのを楽しみにしていた。そんなある日、満員の列車に乗り込めずデッキからはみ出している彼女の姿を見つけ、海彦は手を取り助ける。これがきっかけで彼女-志野雪子と話す機会に巡り合えた海彦は、毎日の列車の中で話し合う仲となる。お互いに好意を持ち始める二人だったが、雪子は来年、東京の女子大を受けると海彦に語りかける。もともと勉強の出来る海彦は手織り仕事を継ぐか、東京の大学に進学するか悩み始めるのだった。
日本
製作:日活 配給:日活
1965
1965/3/20
カラー/92分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2511m
日活
【長野県】飯山市(戸狩、城山公園)/山ノ内町(丸池スキー場)
【新潟県】十日町