花咲く乙女たち
はなさくおとめたち

街に流れ込んできたチンピラが、働くことの美しさ、勉強することの楽しさを同じ世代の若者たちから教えられる。舟木一夫のヒット曲で綴る青春大作。

たくさんの織姫が働く尾西市に、チンピラ昌次が弟分のサブを連れて乗り込んできた。組長の命を受けて、一人でも多くの女工を辞めさせて高く売り込もうという魂胆だ。汁粉屋「満月」に落ち着いた昌次は、店に来たサツキという女工のことが好きになり、お汁粉代をサービスするが、サツキは翌日「私、ヤクザは嫌いよ!」とお汁粉代を返しに来る。昌次は、かつてのチンピラ仲間の太一が自分の素性をサツキにバラしたと確信し、太一を神社に呼び出して殴りつけるが、逆に仲直りすることになる。太一とサツキは昌次を更生させようとハイキングに誘うが、歌もほとんど知らない昌次は一緒に楽しむことが出来ない。そんなある日、サツキの父が胃ガンにかかり、入院費の必要に迫られたサツキは女工を辞める決心をする。

日本
製作:日活 配給:日活
1964
1965/1/24
カラー/95分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2586m
日活
【岐阜県】木曽川/岐阜市(岐阜駅ホーム、金華山、金華山ロープウェイ)/羽島市(岐阜羽島駅前)
【愛知県】濃尾平野/一宮市(濃尾大橋、愛知県立起工業高校、一宮競輪場、歓楽街、孝子佐吾平の碑)/尾西市(織物工場地帯、起(おこし)の木曽川畔、尾西市文化会館、名鉄バス尾西停留所、尾西市民病院表)/犬山市(犬山公園)