河内ぞろ 喧嘩軍鶏
かわちぞろけんかしゃも
ストリップ興行でしこたま儲ける長男、インチキゴム製品で対抗する次男、外国帰りの三男。八方破れの河内三兄弟が大暴れする、今東光原作の痛快アクションシリーズ!
ケチで有名な河内の三兄弟、仁助、多度吉、永三は亡くなった親父の葬式が済むか済まないかのうちに、残った土地、家屋などの財産配分をめぐって、またも激しい喧嘩となった。長男の仁助は家を飛び出して惚れたお沢と一緒になり、地味な八百屋稼業に精を出すかたわら、腕っぷしを買われて親分と言われるようになっていた。永三は船乗りになると言って出て行ったまま帰らず、多度吉一人が家に残って、面白くもない百姓仕事を継いでいた。兄弟の中でいちばんズル賢く金儲けの上手な仁助はドサ廻りでやって来たストリップに目を付け、一週間安価で買い切った。一方、多度吉も負けておらず、こっそりインチキゴム製品を作り始めた。仁助と多度吉は不思議なことに永三のことになると、よく面倒をみたがるたちだった。永三は陸へ上がったら、世界の料理が食べられる飲食店を開きたいと以前から二人に手紙で相談していたが、「ワイが永三に良い店を借りたる」と仁助が言い張ったため、忽ち喧嘩になってしまう。
日本 製作:日活
日活
1964
1964/12/6
モノクロ/101分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2771m
日活
【大阪府】八尾市(大和川)/大阪市(梅田阪急)
【兵庫県】神戸市(神戸港、神戸・トーア・ロード、芦屋川)