殺られてたまるか
やられてたまるか

戦慄の暗黒街に殴り込む一匹狼・二谷が暴れまくる熱血のハードボイルドアクション。

喧騒渦巻く池袋駅周辺の盛り場一帯は、ヤクザの花村興行の支配下にあり、暴力沙汰が後を絶たなかった。そして今日もまた一人、清純な女子学生がチンピラの群れに引きずり込まれていった。と思いきや、一人の男がチンピラたちを投げ飛ばし、女子学生を救い出した。その男の名は都築敏。網走刑務所を出所して生まれ故郷のこの街へ舞い戻ってきた流れ者だ。都築は里子で育ち、ヤクザの父は人を殺して彼の前から姿を消した。それ以来、ヤクザの世界に身を投じて父を探し歩いた都築は、いつの間にか逞しい一匹狼に成長していった。惚れた女に裏切られて人を殺したこともあった彼は、何度も人間不信に悩みながら、もう一度振り出しからやり直そうとこの街へ帰ってきたのだ。右頬に刻まれた鋭い傷跡が厳しかった過去を物語っていた。チンピラたちを投げ飛ばしたその夜、女子学生の姉であるマダム・サヨがいるバーへ都築は顔を出した。そこへ花村組の兄貴分たちが昼間の復讐をしにやって来るが、都築は難なく返り討ちにした。その様子をみて近づいてくる二人の影があった。喫茶店を経営するインテリヤクザの関根と、彼の片腕で拳銃の名手である北見だ。二人には花村組を潰してこの街を乗っ取る計画があり、都築に仲間にならないかと持ち掛ける。

日本
製作:日活 配給:日活
1964
1964/11/11
モノクロ/8巻/2430m/89分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】中央区(銀座)/豊島区(池袋駅西口、ロマンス通り)/文京区(後楽園遊園地)/千代田区(日活国際会館地下駐車場~5階フロア)