こんにちは赤ちゃん
こんにちわあかちゃん

一日の休暇を与えられた船員たちが横浜の船宿を舞台に繰り広げるそれぞれの人生模様。大ヒット歌謡曲を映画化したロマンチック・コメディー。

日本と東南アジアを結ぶ貨物船が長い航海を終えて三ヶ月ぶりに横浜港に戻ってきた。二十四時間後には再び出航するため滞在期間は短いが、船員たちは様々な思いを胸に散っていった。とりわけ威勢の良いのが独身の二人、五郎と実だ。二人は我先にと今夜泊まるホテルへと駆け込んだ。二人の目的はホテルの娘でフロントを勤めるとも子という可愛らしいお嬢さんだった。船の上では無二の親友である五郎と実も、ホテルに着いてからは恋がたき、何とかとも子に近づこうとするのだった。一方、五郎の先輩で一等航海士の谷村には洋子という恋人がいた。谷村には前妻との間にできた一歳の子供・弘がいて、航海中は身内に預けていたが、洋子はその弘を連れて会いに来てくれた。子供が大好きなとも子は時々谷村から弘を預かり、お守りをしてやった。しかしその晩、谷村が仲間たちと酒を飲んで騒いでいるすきに弘がいなくなってしまう。洋子、五郎、とも子は懸命に探し、船長の娘でテレビ局のアナウンサーである圭子はテレビを使って視聴者に呼びかけを試みる。

日本
製作:日活 配給:日活
1964
1964/2/23
カラー/76分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2080m
日活
【神奈川県】小田原市/横浜市(横浜港)/川崎市/▲酔っぱらい保護センター、▲京浜国道