姿なき拳銃魔
すがたなきけんじゅうま

神戸に根差す拳銃密売ルートの黒幕を追って捨て身の潜行を続ける熱血刑事の捜査活動を描く本格的刑事ドラマ。

警視庁に勤める津村刑事はあることが理由で神戸の三宮に飛ばされた。津村は熱血刑事でよく働くが、その正義感故に少しやり過ぎるところがあった。この度の転勤理由も、拳銃密売容疑者を自殺に追い込んだ、というものだった。津村は「刑事がヤクザに拳銃の出所を問い詰めてなぜ悪いんだ」と憤慨したが、三宮に赴任した彼には大きな仕事が待っていた。というのも、この三宮の街には古くから仙波組という拳銃の密売グループが強く根を張っており、日本の暴力団やヤクザの持つ拳銃の八割がこの仙波組のルートから流れているという。その実態を知った津村は仙波組の壊滅を心に固く誓い、危険な潜入捜査にその身を投じていく。

日本
製作:日活 配給:日活
1964
1964/3/4
モノクロ/7巻/2310m/84分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】千代田区(警視庁玄関前、警視庁前濠端)【兵庫県】神戸市(生田警察署前、三宮駅前、神戸市街の夜景俯瞰、阪神国道、元町商店街アーケード)/西宮市(走る特急「富士」車内)