男の紋章 風雲双つ竜
おとこのもんしょうふううんふたつりゅう

スケールの大きい派手な立ち廻りをふんだんに盛り込んだ、人気任侠アクション『男の紋章』第三弾!

父庄三郎の仇敵、斉賀の親分を一刀のもとに斬り倒した大島組の若親分大島竜次は、自ら家憲を破り、また、人を殺してしまった自責の念にかられて由緒ある頼山寺にこもる決心をした。頼山寺での静かな生活、それは竜次にとって過去を振り返り、批判出来る大切な日々となった。しかし、竜次に大島組を去られた乾分の雄造たちは、必死になって彼を探し、組へ連れ戻そうと焦るのだった。乾分のひとりで賭博がメシより好きな辰は流れ流れて温泉町へ着き、そこで竜次が頼山寺にいることを聞く。その足でお寺に向かった辰だったが、ガンとして組へは帰らぬといい張る竜次を残し、辰は一人で大島組へ帰っていくのだった。その頃、竜次の母で村田組の親分きよは大工場建設の入札の件で各渡世人を向こうに激しい対立をしていた。関東一円の親分衆が出した連合案をけり、単独で工事を落札したが、それを怒った地元の井沢組は、強力な後楯をいいことに現場の測量はおろか、杭一本も打たせなかった。その状況を知った竜次は迷ったが、頼山の言葉がきっかけとなり大島組へと帰り、きよに代わって現場の指揮をとることにするのだった。
 

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/12/26
カラー/91分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2494m
日活