地獄の祭典
じごくのさいてん

ふとしたことからハマに転がり込んだ北海の荒くれ男・ラッコの哲が、死のカード・スペードの謎を追ってライフル片手に暴れまくる、宍戸錠久々の痛快アクション巨篇

ライフル銃を持たせれば天下一品というラッコの哲は北海道を根城にしている猟師で、毛皮を傷めないために目を撃ち抜く名人だった。その哲がラッコとはおよそ縁遠い横浜港に降り立ったのは、猟期も終わりさんざん飲んだくれた末、迷い込んだ移動厩舎ごと貨物船で運ばれてしまったからだった。貨物船の船長から次の出航が10日後と知らされ、行くあてもない哲が暗い港で思案に暮れていると、一人の若い女が助けを求めて哲に縋り付いてくるや、「スペード」という謎の言葉と背中に刺さったナイフを残してこと切れた。背後を走り去る靴音を追って哲が追いかけるが見失い、元の場所に戻ってきたとき、女も大事なライフルも一切合切が消えていた…。

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/12/8
イーストマンカラー/8巻/2579m/94分/シネマスコープ・サイズ
日活
【神奈川県】横浜市(横浜港、磯子・埋立地) 
【東京都】大田区(羽田空港、京浜国道)