にっぽん昆虫記
にっぽんこんちゅうき

変動する社会の底辺で、地面を徘徊する昆虫のように触覚で生きる女の半生を描く。

大正7年、東北の農家で父・忠次と母・えんの娘として生まれたとめは、23歳で製紙工場で働くようになり、やがて地主の本田家に“足入れ婚”させられる。そこで娘の信子を生むが、逃げ出すように家出する。上京したとめは、米軍基地ハウスのメイドや売春宿で働くうちに次第に客を取るように。やがて、コールガール組織のマダムとなって田舎から娘の信子を呼び寄せるが、売春罪で逮捕されてしまう。刑期を終え、とめが出所すると、信子は母親のパトロンだった男の情婦になっていた……。

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/11/16
モノクロ/123分/シネマスコープ・サイズ/10巻/3365m
日活
【山形県】▲米沢駅行バス 
【福島県】▲庭坂駅
【東京都】千代田区(宮城前広場、祝田橋附近)/立川市(基地附近、基地附近の墓地)/渋谷区(渋谷駅ハチ公前)/港区(青山附近)/中央区(小伝馬町附近)/文京区(大塚のアパート)/台東区(浅草のけとばし屋)
▲都電、▲東北本線列車の中