アリバイ
ありばい
偽装されたアリバイ工作を崩すべく、必死の努力を傾ける捜査担当刑事の活躍を描く。

世田谷の小住宅、その一角ににある自宅の茶の間で極東電機の経理士・中島芳夫は何者かによって射殺された。ただちに捜査本部が設けられ、捜査一課の畑中部長刑事は、老練刑事・佐川とともに拳銃の出所、鑑取り、地取りを命ぜられた。犯行に使用した拳銃は立川の米軍キャンプから盗まれた八挺のコルト45自動拳銃の一つとみられ、畑中・佐川刑事の聞き込みにより拳銃ブローカー大野の手で売り捌かれたことをつきとめた。その日のうちに都内の盛り場から拳銃を押収。残り一挺となり、畑中・佐川両刑事は格斗のすえ大野を逮捕した。大野のアパートから物的証拠は得られなかったが、管理人から事件前夜に男二人と女一人が来ていたことを聞き出した。被害者・中島宅から盗まれたギフトチェックは額面百万円。贈り主は中央貿易公司社長の呉羽だった。 中島はこの会社の元経理士で、最近も世話になっていたための礼金だという。事件は金融、汚職等の知能犯を扱う捜査二課の分野に広がり、ここ数年来呉羽を追いつづけてきた滝村刑事が合同捜査に加わった。中島が殺されて7日目、妻の君子が犯行直前に届けられた二通の電報をみつけ、捜査本部に持ってきた。「例の件至急頼む」という内容の電報の発信人は…。

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/8/25
モノクロ/92分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2518m
日活
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