エデンの海
えでんのうみ

瀬戸内海の女子高校を舞台に、新任の若い教師を中心に育ちゆく思春期の愛のモラルを描く。

東京から瀬戸内海にのぞむ女子高校に赴任してきた教師・南条は、運動会で生徒の巴と組んで目隠し競争をするが、勢い余って来賓席に飛び込んでしまう。「先生、あたしおしっこしちゃった」と打ち明ける巴を思いやって、南条は婦人洋装店に行って下着を買ってきてやるが、女店員から噂が広がり職員室で教頭に叱責される。そこへ飛び込んできた巴が涙ながらに真相を語って事態は収拾し、南条と巴は明るい師弟の絆で結ばれた。ある日、遠泳で溺れかかった生徒を助けに飛び込んだ南条が自由がきかずにいるのを見て巴は海中に潜るが、錨を頭に受けて大ケガをしてしまう。数週間後、南条は生徒たちから、巴がとっくに治って大学生と馬に乗って遊んでいるという話を聞いて、なぜか嫉妬めいたものを感じるのだった…。
 

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/8/31
カラー/98分/シネマスコープ・サイズ/9巻/2663m
日活
【香川県】瀬戸内海/高松市(高松港、琴参バス沿線)
【徳島県】徳島市(市の俯瞰、阿波踊り(夜の風景)、徳島駅)
※予告編の演出は小沼勝