川っ風野郎たち
かわっかぜやろうたち

貧しい女子中学生の生活と体験を通して、現実の苦しみ、悩みを克服して明日をつなぐ若い世代の成長を描く。

あり子の一家は貧しいながらも楽しい暮らしを続けていたが、父親が交通事故で亡くなったことから、どん底の生活に陥ってしまう。定時制高校に通う兄の順はメッキ工場を辞めて稼ぎの良い行商をすることになり、中学生のあり子もデパートの就職試験を受けるが、成績優秀にもかかわらず片親だという理由で落とされてしまう。ショックを受けたあり子は不良たちと酒を飲んで騒ぐなど反抗的になって生活が荒れていく。旧正月のある日、順はあり子に五百円の小遣いをやるが、あり子の「これっぽっちで何が買えるのよ」という言葉にカッとして思わず殴ってしまう。「兄ちゃんとは絶好よ」と言って家を飛び出したあり子は、父の形見の英語辞典一冊を持ってアメリカへ密航を企てるが…。

日本
製作:日活(民芸映画社) 配給:日活
1963
1963/4/17
モノクロ/7巻/2404m/88分/シネマスコープ・サイズ
日活
【千葉県】浦安市(浦安橋魚市場、浦安橋、猫実、本八幡駅行き京成バス、猫実行き京成バス)
【東京都】港区(東京港)
【兵庫県】神戸市(神戸港、三ノ宮駅前)