腰抜けガン・ファイター
こしぬけがんふぁいたー

気の弱い洗濯屋の店員が、先輩の意地悪に悩まされながらも恋人を得る姿を描く日活喜劇陣総出演の爆笑喜劇

小原庄吉はクリーニング店「平和ランドリー」の住込み店員だ。真面目にコツコツと働くが、新米で気が小さく大のお人好しで先輩店員の平助、又作にうまく利用されいつも貧乏くじを引いている。それでも庄吉は言われたことは何一つ愚痴をこぼさず着実に実行する。そんな一見弱々しい庄吉の姿は、この店の娘・ユリの眼に一種の憐れみに似た同情を呼び起こし、大変可愛がられている。毎朝、目をさますと庄吉の忙しい日課が待っている。キカンボウで西部劇ゴッコに目のないこの店の息子正夫のお相手が庄吉であり、制限時間15分のせわしない食卓の給仕役はいつもきまって庄吉である。そんなある日、商売一途の店の主人は、洗濯機の高度普及、紙製パンティなるものの出没による最近の不景気に頭をいため、店員三人を前に風変わりなおふれを出した。「この一週間で御用聞きや集金に一番良い成績をあげた者に娘のユリをくれてやる」――。翌日から三人の涙ぐましい御用聞き合戦が始まった…。

 

 

日本
製作:日活 配給:日活
1963
1963/4/21
75分/6巻/2053m/モノクロ/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】世田谷区(玉電通り)/狛江市(和泉多摩川)
※もっぱら銀座オープンセットを使用
【プロダクト・プレイスメント】ラクナ油脂・レボ “坊やドロンコ、レボでマッ白!”/丸美屋・のりたま