機動捜査班シリーズ第12弾!悪徳示談屋を叩きつぶす機動捜査班の活躍を描くアクションドラマ
「機動捜査班、出動せよ!」命令一下、おなじみ大宮、伊藤、金子、遠山らの刑事は覆面パトカーに分乗、池袋の一角にある「安全協会」を急襲した。たちまち逮捕される理事たち…。彼らは交通事故の頻発をあてこんだ悪質な示談屋だったのだ。“示談屋”—それは、交通事故を起こしたオーナードライバーにたくみに取り入り、こじれた問題を示談に収め高額な金を脅し取る、法を逆手に取った悪辣な新商売だ。警視庁機動捜査班はかねてから彼らを調べ上げ、その一掃に乗り出した。しかし、大宮刑事らを一番悔しがらせたのは、やくざ崩れの太刀川がやっている「帝都交通協会」がどうしてもシッポを出さないことだった。同じ頃、示談屋とは表裏の関係にある暴力金融業の兵頭の事務所に強盗が入り、1千万の現金と兵頭の大切な手帳を奪うとあっという間に姿を消した。強盗は兵頭の手先となって借金の取り立てをやっているキャバレー支配人・三国の子分の柏木だったが、悪質金融の実態が露見するのを恐れて警察に訴えることもできなかった。怒った兵頭は三国に金と手帳を取り返すように命令した。