宍戸錠、長門裕之、草薙幸二郎扮する“ろくでなし”トリオが、贋札作りで一儲けを企むギャング団と対決!中平康監督による痛快コメディ・アクション。主題歌の作詞は谷川俊太郎。ガラスを擦る音にめっぽう弱い宍戸錠のキャラクター“ガラスのジョー”も可笑しい。
紙幣印刷用のスカシ入り和紙十億八千万円相当が強奪され、運転手二人が殺されたという臨時ニュースに、拳銃の腕は無敵だがガラスの音に弱い“ガラスのジョー”こと近藤錠次は部屋を飛び出した。同じころ“週刊犯罪”の編集長・通称“計算尺"は、古いグラビアに載っている、贋金づくり日本一“坂本名人”の顔をにらんでいた。もうひとり、ニヤリと笑ってジムを飛び出したのは、通称“ブル健”こと芹沢健。三人の目的は、スカシ入りの紙を盗んだ連中に、贋幣の名人・坂本老人を高く売りこむことだ。肝心の坂本名人は香港から帰国予定。その日、羽田空港で顔を合わせたガラスのジョー、計算尺、ブル健の三人は顔なじみのためギョッとしたが、素知らぬ顔。ところがようやく姿を現した坂本名人は、ポーカーフェイスの秀、ビッグの修という二人の殺し屋に車で連れ去られてしまった。二人は、和紙輸送の運転手たちを殺した張本人だ。ジョーは秀の持っていた特殊拳銃を手がかりに、平和ビルの一室をつきとめた。だがそこには秋山とも子という若い美人がひとりだけ。彼女はパリ行の貯金をするために電話番のアルバイトをしている学生だった。そこにジョーの乗り込みを探知していた相手から電話がかかり、彼女もクビになってしまった。ジョーのせいで失職したと、どこまでもついてくるとも子に、さすがのジョーもがっくり。その頃、キャバレー・アカプルコの秘密の地下室では、坂本名人がせっせと銅版を掘っていた…。