サラリーマン物語 敵は幾万ありとても
さらりーまんものがたりてきはいくまんありとても

『サラリーマン物語』シリーズ第2弾。厳しい学閥争いでしのぎを削る物産会社に入社した地方私立大出の新入社員三人組が特技と奇抜なアイデアで会社を助け、先輩や上役のハナをあかす痛快サラリーマン物語。

極東物産の社員寮に砂山八郎、大前田英介、井上道念という三人の新入社員が入ってきた。八郎は“アルバイ亭・生学”の芸名で寄席に、大前田一家の跡継ぎ英介は大道で催眠術を、道念は病身の父に代わってインスタント坊主をやりながら地方大学を卒業。そんな三人は、割烹旅館ふうの粋な社員寮にド肝を抜かれてしまった。翌日彼らは他の新入社員と一緒に希望に満ちて出社したが、この会社は次期社長の椅子を狙って阿部、神田両専務が自分の出身である文科大学と商科大学の後輩を傘下において、激しい学閥争いをしていた。官立大学を出ていないと出世できないこの会社。三人は満年庶務課長の北村のもとに配属された。その夜、寮にチョビヒゲ紳士が若い女を連れ込んでやってきた。実はこの社員寮、上京する顧客用のホテルで、庶務に配属された三人は、そのサービス係だったのだ・・・。

日本
製作:日活 配給:日活
1962
1962/9/30
モノクロ/68分/シネマスコープ・サイズ/6巻/1859m
日活
【東京都】中央区(浜町河岸、銀座)/千代田区(丸ノ内・朝のラッシュ風景、日比谷公園)/大田区(羽田空港)/▲寄席、▲下町の縁日、▲田舎の小さな寺