高度成長期のサラリーマンを描いた『サラリーマン物語』シリーズ第一弾。山田吾一、桂小金治、逗子とんぼの新入社員コンビが仕事に恋に奮闘し、ついには会社を大発展させる。化学者役の由利徹や、随所に盛り込まれたドタバタギャグも楽しい。
太洋化学株式会社の入社試験を受けた3人の学生。上首尾の堀川と沖野にひきかえ、これまでアルバイトでやっと学費を稼ぎ出してきた塩原太助は、面接試験での不様な結果に憂鬱になっていた。試験に落ちたと思った太助は太洋化学をあきらめ、広告で知った世界薬学研究所という名前だけは立派だが、セールスマンが一人もいない製薬会社へ出かけて行った。顔を見るなり溜まっている下宿代を払うため、給料の前借りを申し込んだ太助の度胸に惚れた社長の石川は、その場で彼に入社してもらうことにした。しかし皮肉なことに、太助は堀川や沖野とともに太洋化学に採用されたのだ。太助は世界薬学研究所の入社を辞退しようとするが…。