機動捜査班 東京午前零時
きどうそうさはんとうきょうごぜんれいじ

密輸、殺人、女給の引抜き、悪質な新聞と大都会に巣食う暴力組織に挑戦する覆面パトカーの闘魂を描くおなじみ機動捜査班シリーズ第8弾

覆面パトカー警視十三号の大宮、伊藤刑事は業界紙“社交新報”の岩本を尾行していた。岩本は子分の戸田と組んで、依頼もされぬ広告を掲載しては、バーやキャバレーの経営者から暴利をむさぼっていた。そのうえ彼らは新聞だけではあきたらず、ホステスの引き抜きもやってサヤを稼いでいた。しかし、連行された岩本は「商売上の話のもつれだ」というばかりで証拠は何もつかめなかった。同じ頃、和風喫茶「ほほえみ」に戸田が数人の子分と一緒に暴れ込んだ。彼らは「ほほえみ」の支配人・田村の通報で岩本が連行されたそのお礼参りにやってきたのだ。そこへクラブ「ラックス」の顔役・大原が仲裁に入り、岩本の告訴を取り下げさせその場を収めた。釈放された岩本は、戸田を連れて大原のところへ挨拶に行った。大原は事業を拡大するためにホステスの引き抜きを岩本に依頼し、岩本もそれに応じた。いっぽう、大宮刑事は聞き込みに走り回った結果、“社交新報”がホステスの引き抜き、いわゆる“玉ころがし”をやっており、その陰で糸を引いている黒幕は大原らしいという情報を得た…。

日本
製作:日活 配給:日活
1962
1962/5/20
モノクロ/6巻/1930m/71分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】千代田区(桜田門・警視庁前、上智大学真田掘運動場、晴海通り・日活国際会館前)/中央区(銀座4丁目交差点、銀座・越後屋前、銀座・千多和眼鏡店前)/港区(麻布)/調布市(日活撮影所銀座オープンセット)