激流に生きる男
げきりゅうにいきるおとこ

暗い過去を捨てて生きる熱血漢が、ふとしたことから世話になったクラブとその若く美しいマダムを守るため、港町の悪と対決するアクション巨編。

外国航路の船が故障のため十日間の出航延期になった。そのため船員の槇竜太郎はしばらく港町で待たなければならなくなった。そんな時、竜太郎は海岸通りで車に轢かれそうになった少年を助ける。その少年の若く美しい伯母であるさかえは、御礼に宿泊場所を提供したいと竜太郎に申し出た。さかえは港のナイト・クラブのマダムだった。竜太郎が助けた少年は亡くなった彼女の姉の子供で、今はさかえが母親代わりで世話をしているのだという。竜太郎はクラブのボーイの部屋に臨時のバーテンとして住み込むことになった。しかしクラブはトラブルを抱えていて、黒岩興業を名乗る一味が店にやって来てさかえを脅迫した。腕に自信のある竜太郎は見て見ぬふりもできず、一味をあっさりと追い返した。しかし黒岩一味は執拗に店にやってきては暴れようとする。竜太郎は連中を追い払ううちに、このクラブを港の悪から守ってやれねばと思うようになった。しかしある日、黒岩一味と共に黒いサングラスをかけた風格のある男が竜太郎の前に立ちふさがった。その前田という男は竜太郎にある因縁をもっていた。

日本
製作:日活 配給:日活
1962
1962/5/1
カラー/85分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2304m
日活
【東京都】文京区(後楽園ジム)
【神奈川県】横浜市(海岸通り、中華街、山下公園、ヨット・ハーバー)