機動捜査班 無法地帯
きどうそうさはんむほうちたい

機動捜査班シリーズ第7弾。空にはヘリコプター、前後にはパトカー、追い迫る機動隊の中で必死に逃げ延びる殺人犯。スリルとサスペンスあふれるアクション篇。

「警視庁から警視十三!警視庁から警視十三!」無線電話が激しく鳴って、覆面パトカーが夜の街へ飛び出して行く。110番への密告で、浅川組の経営するキャバレー「アニタ」に殴り込みがあるという大宮と伊藤刑事は賑やかな不夜城で張り込みを続けていた。浅川組はこの辺一帯に大きな勢力を持ち、ボスが死んでからは三人の幹部が組をまとめているのだった。しかし、いつまでたっても殴り込みの気配がなく大宮と伊藤が「かつがれたかな」と顔を見合わせたとき、幹部の一人・室戸が事務所で殺されたという情報が入った。犯行現場にいた「アニタ」の踊子・ミドリや撃たれながらも一命をとりとめたビルの守衛などの証言により、犯人は年令30歳前後の黒い皮ジャンの男で、使用した拳銃はオーストリア製のフロンメルだということが分かった。フロンメルは神戸で一件事件があっただけという珍しい拳銃だった。密告したのは誰か、皮ジャンの男の単独犯か、あるいは背後に暴力団の組織があるのか…機動捜査班の動きが活発になっていった。

日本
製作:日活 配給:日活
1962
1962/2/25
モノクロ/6巻/1744m/64分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】新宿区(新宿駅西口、淀橋警察署前)/台東区(浅草・雷門、仲見世、水上バス乗り場、隅田川)/千代田区(桜田門)
【神奈川県】横浜市(横浜街道~横浜新道)