さすらい
さすらい

旭のヒット曲を主題としたムードアクション。サーカス乗っ取りを企むボスに挑み、見事なヘリコプターブランコ乗りを見せる旭のサーカスもの。

夕暮れの東京港に停車した貨物船から、陽に焼けて精悍そうなマドロスがポケット・モンキーを肩に、ゆっくりとタラップを降りてきた。佐竹正二は三年前まで江崎サーカスの空中ブランコ乗りだったが、コンビの塚田が曲芸中に墜落死をとげたのに責任を感じてサーカスから足を洗い貨物船で働いていた。上陸するとキャバレー・パロマの笠松社長に用心棒になってくれと口説かれる。笠原と取り立ての為に黒木サーカスへ出かけた正二は、監視役を買って出て黒木サーカスに寝泊りすることにした。塚田の恋人だった美也子がそこで働いていたからである。空中ブランコの花形で、美也子に恋している津川浩が大ケガをした。正二の得意の早射ちもサーカスの人気を挽回することはできなかった。石堂というブランコ乗りが雇われた日に、小屋の裏手から火の手があがり黒木サーカスに大打撃を与えた。正二は見えない敵に戦意を燃やす。それは乗ッ取りをたくらむ笠松の仕業だった。
日本
製作:日活 配給:日活
1962
1962/2/3
カラー/90分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2457m
日活
【東京都】東京港桟橋
【静岡県】浜松市 
【愛知県】蒲郡市(蒲郡駅前)
【千葉県】房総海岸
【長野県】伊那市