カミナリお転婆娘
かみなりおてんばむすめ
明朗快活なお転婆娘と、颯爽としてイキな青年課長がカミナリ族よろしく単車を疾駆し、都会の谷間に青春のドライブ・ウェイに、恋とスリルの珍騒動をまき起こす爆笑篇。

都心への道をものすごいスピードで突っ走るオートバイを、白バイが猛烈な勢いで追いかけていく。道行く人たちが好奇の目で眺めているのは、このカミナリ族が可愛いらしい女の子だからだ。女の子の名は江口鮎子。両親から見合いをすすめられ閉口している彼女は、電話ボックスに飛び込むと親友のミチ子へ電話した。見合いをぶちこわしてほしいという鮎子の懇願にミチ子は賛同し、さらに友人の弥生も協力することとなった。電話ボックスからとび出した鮎子は、外で待っていた青年とぶつかりかけたが、そのままオートバイにとび乗った。ところが、そのオートバイは青年のもの。ビックリした青年は鮎子のオートバイでやっと追いついたものの、不良と間違われ彼女に頬を叩かれる始末。事情を聞いた鮎子は恥かしさで赤面するが、青年は「君みたいなきれいな女性を叩きかえすわけにはいかないよ」と言って立ち去った。この青年の言葉と、彼のヘルメットの頭文字M・Mが、いつまでも鮎子の心に残り…。

日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/11/22
モノクロ/6巻/1858m/68分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】新宿区(聖徳記念絵画館前)/千代田区(東京駅丸ノ内口ロータリー、皇居前、日比谷公園・噴水前)/中央区(銀座・東京高速道路上、銀座三丁目)/墨田区(向島・浅草松屋を対岸に臨む隅田川畔)/日野市(多摩テック)/府中市(甲州街道・西武鉄道跨線橋)
【神奈川県】箱根町(観光道路、ホテル小涌園、芦ノ湖カントリークラブ)