どじょっこの歌
どじょっこのうた
戦争で両親を失ったヒロインが様々な困難に遭いながらも、純愛を貫こうとする姿を描いた感動のラブストーリー。浅丘ルリ子の相手役にまだ新人の高橋英樹が抜擢された。
小さな教会の託児所で働く芹沢浩子は戦争で両親を失い、この教会に引き取られ、今では子供たちから慕われる美しい保育士に成長した。だが最近になって小さい頃、空襲で受けた背中の打撲が軽いカリエスとなって再発し、入院しなければならなくなった。隣の病室には院長の弟・高行が自動車事故で入院していた。彼は何不自由ない学生生活を送っていたが、いつもスポーツカーで託児所の前を通る時、浩子の歌う「どじょっこの歌」に魅かれていたのだった。いつしか二人の間に淡い恋が芽生えていった。退院した二人は急速に近づき、託児所の子供たちも高行を「お兄ちゃん」と呼ぶまでになった。高行自身も浩子を知って以来生活に目的ができた。浩子との結婚である。だが高行の両親は「どこの馬の骨かも分からない」と浩子との交際に反対し、高行は家を飛び出しアパートで暮らし始める。
日本 製作:日活
日活
1961
1961/11/22
モノクロ/88分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2412m
日活
【東京都】港区(東京タワー)/中央区(銀座通り)/品川区(五反田駅周辺)/世田谷区(下北沢の富士見ヶ丘教会愛児園(=保母の浩子を高之が訪ねる場面)
【神奈川県】川崎市(向ヶ丘遊園(=遠足の場面))
※保育園内部はセット。