高原児
こうげんじ

牧場乗っ取り計画を企む暴力団や殺し屋を相手に、ライフル片手に馬を走らせる小林旭が必殺アクションを魅せる娯楽大作。

山岳地帯を開発する工事現場恒例の射撃大会は若き現場監督・岬健次の優勝で幕を閉じた。勝利の美酒に酔った健次は賞金で看護婦の伸子に何かプレゼントをしようと思ったが、既に伸子は健次のはっきりしない態度に縁談のため帰郷する決意を固めていた。伸子の姉は別府で牧場を経営しており、そこで働く男が相手だった。健次は自暴自棄になりかけたが、ふとしたことからその牧場の不穏な様子を感じ、伸子の後を追った。別府では二つの暴力団が根を張っており、伸子の姉の夫である五郎が行方不明になっていることをいいことに、牧場を乗っ取ろうと画策していた。そこで健次は五郎になりすまし、暴力団を撥ねかえすことにした。健次の腕っぷしの強さとなりすましの大芝居により事態はうまく進んでいくように思えたが、一人の男が別府にやって来た。五郎に兄を殺されたというクレージーのゲンだ。彼は仇を討つため五郎になりすました健次をつけ狙う。

日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/8/13
カラー/86分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2342m
日活
【大分県】九重高原(久住高原)/別府市(別府港、天然砂場、楽天地)/大分市(大分駅前、大分飛行場、高崎山自然動物公園)
※撮影中は大分駅前から毎日ロケ見学バスが出ていたという。