神戸から横浜の暗黒街に乗り込んだ拳銃の名手が、迫力のガンさばきと豪快なパンチで暴れる娯楽アクション篇。
神戸から横浜に着いた牧が倉庫街にある大須賀組に行くと、ボスの大須賀は待ってましたと出迎えた。近頃横浜では劉をボスとするヤクザ組織が縄張りを荒らし、組の稼ぎは減る一方だった。そこで大須賀は勢力挽回のため、神戸の組の用心棒で「早射ちマック」と呼ばれるほど拳銃の名手である牧に力を借りることにしたのだ。事情を聞いた牧は「任せてくれ」と愛銃を手に笑うのだった。その夜、牧が街を歩いていると突然多数のチンピラに襲われた。多勢に無勢で苦戦していると、ある男が助っ人に加わり、チンピラたちを蹴散らした。その男はサブと言い、横浜へ向かう列車で出会った人物であった。偶然の再会を乾杯する二人。事情を聞くと、サブは殺された弟の犯人を捜しているという。牧は手を借りた御礼に犯人捜しに協力することを約束する。一方、大須賀の幹部である大黒はなぜか牧を目障りに思っていた。そう、牧にはある秘密があったのだ。