機動捜査班シリーズ第３弾。おなじみ機動捜査班が、暴力団とつながる賭博場の巧妙な組織と全貌をあばき出す決死的な活躍をスリルとサスペンスで描く本格的刑事映画

「殴り込みだ！」セクシーなダンサーが踊るクラブ「コンガ」のフロアーは、いきなり襲った数人の暴漢のためたちまち修羅場と化した。だが、覆面パトカーが出動し、大宮、木村らの刑事が駆けつけたときには謎の影はすでに消え去った後だった。雲井組が経営する「コンガ」を襲ったのは敵対する岡部組であるのは間違いなかったが、単なる縄張り争いではないと踏んで警視庁捜査四課二係では遠山係長、伊藤、金子両部長刑事を中心に対策を練るのだった。「とにかくコンガを洗おう。そしてこのバッジの秘密も…」捜査四課二係に配属されたばかりの木村の手にはフロアーで拾った奇妙な模様のバッジが握られていた。数日後の夜、ひそかにコンガに張り込んだ木村と金子はそこで異様な風景に気付いた。例のバッジを持った男たちが次々と一つのドアから奥に消えていったのだ。二人は同じようにバッジを見せてそのドアをくぐると、奥の部屋は秘密の大賭博場になっていた…。