闇に流れる口笛
やみにながれるくちぶえ

和田がはじめて流れ者になり、夜霧にむせぶ港町を舞台に、目もとまらぬ早射ちと胸もすく鉄拳で暴れまくる痛快娯楽アクション巨篇。

夜霧にけむる港町に流れてきた洋次は、クレー射撃場でキザな男・伴にからまれている咲子という女を助けた。咲子はナイトクラブ「ジョーカー」のオーナー柿崎の一人娘で、伴は柿崎の下で働いていた。咲子が勤めている土産屋の店主・天野は「“横溝船長復讐をする”口笛の男より」という置手紙を読んで、仰天して柿崎のもとに駆け込んだ。やがて洋次も柿崎の下で働くようになり、快く思わない伴は柿崎に「洋次が口笛の男じゃないか」と告げ口するが、洋次のいる前に、川村という口笛の男が現れるのだった。洋次は川村を射殺して柿崎の信用を得るが、伴は、洋次が殺したはずの川村と話している姿を目撃する。洋次が空砲を撃って川村を助けたことを知った柿崎は、洋次を港湾におびき出して消そうとする…。

日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/5/28
カラー/81分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2196m
日活
【神奈川県】横浜市(横浜、岸壁、倉庫街、港の風景、山下公園、外国人墓地、マリンタワー、冨岡・横浜クレー射撃場、ハイウェイ、▲オートレース場)