東京ドドンパ娘
とうきょうどどんぱむすめ

今なお井上陽水ら多くの歌手にカヴァーされる、渡辺マリの同名ヒット曲を映画化。渡辺マリも売込中の新人歌手役で映画初出演し、レコード会社の乗っ取り騒動を描く。

ダイヤモンド・レコードの社長・鶴野亀三郎老人は連日、新曲と歌手の激しい売り込みにあってグロッキー。ついにある日、新人歌手・渡辺マリの歌う「東京ドドンパ娘」の狂熱のリズムにアテられ、高血圧で倒れてしまう。喜んだのは専務の小松と文芸部長の木原だった。鶴野に男の跡継ぎがいないので次期社長の座は自分たちにまわってくると睨んだからだ。ところが鶴野に呼ばれた小松はビックリ仰天。20数年前にできた男の隠し子を探し出して社長にするというのだ。かねてから会社乗っ取りを企てていた小松はインチキ興業会社のボス悪津の入れ知恵で、キャバレーで働く青年・五郎を鶴野の隠し子に仕立ててしまう。五郎はまんまと若社長になりすまして毎日を送っていたが、ある時、鶴野の娘・恵美からマリを紹介される。ところが五郎はキャバレーでバーテンをしていた時、マリと知り合っているので大慌て。結局、口止め料代わりに「東京ドドンパ娘」をレコーディングすることを約束させられてしまう。

日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/5/13
モノクロ/64分/シネマスコープ・サイズ/6巻/1748m
日活
【東京都】台東区(浅草)/港区(赤坂)