でかんしょ風来坊
でかんしょふうらいぼう

銀座の土地を買い占めようとしている婆さんが、実は元総理大臣の初恋の人だった?!小林旭が銀座の名コックにして喧嘩にも強い、人呼んで「銀座の次郎長」に扮した『暴れん坊』シリーズ第2弾。

銀座のど真ん中で、ズベ公のピンク・アパッチ団・春子、夏子、秋子、冬子たちはにやけた男を婦女誘拐で吊るし上げていた。だが婦女誘拐といっても、その婦人は黒猫を抱えた60才の老婆おタマだった。週刊誌に写真を売り込み中の松の湯の娘・秀子は、いいネタだとばかりにシャッターを切っていたが、そこに元総理大臣・一本槍鬼左衛門を乗せた高級車が突っ込んだからさあ大変。秀子はレストランを経営する銀座の次郎長こと清水次郎のところへご注進に上がった。その後、秀子は撮った写真を「週刊あなた自身」へ持って行くが、金井編集長は取り合ってくれず、代わりに銀座の一角を全て買い占めようとしている黒幕の話をするのだった。次郎と秀子は一緒に湘南の一本槍邸を訪ねた。秀子がおタマ婆さんの写真を見せると一本槍はうろたえ、この写真は俺との恋に破れて不幸になった初恋の人に違いないと告げ、次郎にこっそり探し出すように頼むのだった。それから数日後、ひょんなことから次郎と秀子はタマ子の素性を知る。実はタマ子は40年前一本槍青年と結婚寸前まで話が進みながら不良少女だったことがバレ、その時に今に金持ちになって銀座を買い占め、皆を見下してやろうと思い、ブラジルに渡って大金を作り、40年後の今、銀座を買い占めているというのだった…。

日本 
製作:日活 配給:日活
1961
1961/3/19
カラー/88分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2247m
日活
【東京都】中央区(銀座のスカイライン、銀座中心街、銀座の川っぷち、橋のたもと、銀座のハイウェイ)/千代田区(千鳥ヶ渕公園、数寄屋橋公園)港区(赤坂のお風呂屋)/▲(妙案寺・本堂、妙案寺・墓地)