二階堂卓也 銀座無頼帖 銀座旋風児 嵐が俺を呼んでいる
にかいどうたくやぎんざぶらいちょうぎんざまいとがいあらしがおれをよんでいる
『月光仮面』川内康範の原作をもとに、小林旭が神出鬼没のヒーローに扮した『銀座旋風児(マイトガイ)』シリーズ第4弾。二階堂卓也が外車の不正輸出に絡んだ令嬢誘拐事件に挑む。
深夜の京浜国道で疾走するトラックから一人の男が投げ出された。死亡した被害者は東京税関の木田明だった。事件を知った東都タイムズの荒木記者は、この木田と飲んで別れたばかりだったので驚きを隠せなかった。その頃、浜離宮公園にはパトカーが待機していた。東京税関・柴田課長の次女・正子が誘拐され、犯人から要求された身代金を女中が届けることになっていたのだ。女中の前に男が現れたとたん、サツの手が回ったことに相手が気付き、男は狙撃されてしまう。そこに二階堂卓也が現れ、飛燕の空手で応戦する。相手はモンキーの兼というボクサー崩れの殺し屋で、さすがの卓也も捕えることができなかった。翌朝の新聞紙面は二つの事件とも税関職員が絡んでいる不思議を報じた。一方、卓也は木田が死ぬ直前、荒木に渡した小型カメラの謎を追い、銀座中のDP屋をたずね歩いた。さらに柴田関税課長の長女で木田の恋人だった京子に会い、木田と柴田が言い合っていたこと、正子が誘拐されても父が警察に届けるなと語っていたとを聞き出す。その時、女中になって柴田家に潜入していた卓也の助手・明子が柴田にかかってきた電話を盗聴する。声の主は木田が撮影したフィルムを渡さないと、柴田がしてきたことをばらすと告げていた。
日本 製作:日活
日活
1961
1961/2/25
カラー/79分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2158m
日活
【東京都】港区(浜離宮公園)/中央区(銀座)/千代田区(日比谷公園、警視庁通用門)
【神奈川県】横浜市(横浜港、南京街)
【愛知県】名古屋市(名古屋城、東山公園、平和公園、名古屋駅前豊田ビル(=当時の日活中部支社が入居していた)の地下駐車場)