俺はトップ屋だ 第二の顔
おれはとっぷやだだいにのかお
「俺はトップ屋だ」第二話。戦慄の殺人組織、かくれた殺し屋社会の全貌を暴くべく熱血トップ屋が大活躍する活劇篇

大都会の巷にまたしても一つの事件が起こった。ある男の不思議な自動車事故死。しかも、それがロカビリー歌手人気№1紫茉沙彦だから問題だ。紫の遺作の主演映画を上映する映画館からトップ屋・黒川哲郎の事務所に戻った助手のマリと週刊実話の編集長・柳生に焚きつけられ、あまり気が進まなかった紫茉沙彦の死の真相に迫るべく、ライターカメラを片手に紫が死の前日に来店していたという赤坂のクラブ「メッサ」に乗り込んだ。「メッサ」ではおりしも紫のライバルだった松宮方也が歌っていた。黒川はホステスたちから紫の秘密を探り出そうとしたが、支配人の美恵子に巧みに妨害されてしまった。店の奥では財界の大立者・西島がアフリカの石油王・ナバロを接待していた。「アフリカの石油の買い入れの話じゃトップ記事にはなるまい」と独り言ちたその時、ポンと肩を叩かれた。旧友の辺見で今はインチキ芸能社をやっているという。ステージでは紫と噂のあった小磯奈々のサックス・ソロによる情熱的なリズム、見事な肢体が場内の目をくぎ付けにしていた…。

日本
製作:日活 配給:日活
1961
1961/2/22
モノクロ/4巻/1425m/52分/シネマスコープ・サイズ
日活
【東京都】新宿区(歌舞伎町、新宿二丁目、新宿駅前)/港区(東京港・芝浦埠頭、東京湾)/中央区(銀座)
【神奈川県】箱根町