やくざ先生
やくざせんせい
不良上がりの青年教師が母校の更生施設で非行青年にぶつかっていく。石原裕次郎が熱血先生に扮した学園もの。
戦争孤児を中心とした非行少年が入園する愛隣学園に、この学園出身の元不良少年・新田悠三が新任補導員としてやってきた。反抗的な弘二、スリが得意なチャリ助、黒人のハーフ由紀夫、脱走ばかりする富士夫、寝小便たれの竜太、テレビ女優を姉だと思い込んでいる照義。中でも札付きの不良・弘二は事あるごとに新田に噛みついた。数日後、学園の掲示板に外出者として初めて弘二、チャリ助、由紀夫の名前が貼り出された。これまで札付きの3人に外出許可が与えられたことは無いので、不憫に思った新田が園長に熱心に頼んだ結果だった。外出当日、新田は自分の時計まで質に入れて3人にうな丼を食べさせた。だがふとしたことで新田たちは店の主人と大喧嘩し、弁償金を払う羽目になってしまう。ひとまず3人を先に帰そうと「みんな頼むから学園に帰ってくれよ」と一人一人に頭を下げる。だがその夜、後始末をして学園に戻った新田は3人か戻っていないことを知る。
日本 製作:日活
日活
1960
1960/9/21
カラー/106分/シネマスコープ・サイズ/10巻/2888m
日活
【東京都】台東区(浅草松屋屋上)/千代田区(東京都庁、厚生省)