疾風小僧
しっぷうこぞう

小僧シリーズ第2弾。雄大な大雪山旭岳に囲まれた風光明媚な北海道を舞台に、ご存知早射ち小僧和田浩治が大暴れする痛快娯楽活劇巨篇

極東サーカスで、ピストル射ちをしていた疾風小僧のサブは、放浪の好きなハイティーン。こんどもサーカス小屋から暇を貰うと、幼い頃に住んでいたような気のする北海道の旭川に向って旅に出た。その途中、サブは酔っ払いの大男千吉が暴れているのを取り押さえたことから、ヒゲの六条という流れ者と知り合いになった。六条はサブが名うての拳銃の使い手であることを知り、旭川に同行を願い出た。やがて、旭川に降りたったサブは六条の案内でメインストリートの平和通り、雄大なポプラ並木、風光明媚な嵐山公園などを見て廻ったが、幼い頃の記憶は思い出せなかった。その夜、サブは旭川の小料理屋でイヨケといアイヌの少女と知り合った。イヨケはけなげにも盛り場で歌を唄っては、苦しい家庭を助けていた。なにかしら気の晴れぬサブを見た六条は、サブを旭川一のキャバレー「ピリカメノコ」に連れて行った。華やかなフロアショウが開かれている店内。だが、その二階の社長室では、社長の笠井と幹部の青木が、三国人の王とその秘書道子を交えて密談をしているところだった…。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/8/21
90分/8巻/2450m/イーストマンカラー/シネマスコープ・サイズ
日活
【北海道】津軽海峡・青函連絡船/函館市(函館港、函館駅前付近)/旭川市(旭川、平和通り、ポプラ並木、嵐山公園、旭川駅、平和通り、神楽岡公園=アイヌ踊り、小檜山酒造㈱前、清酒旭高砂醸造場前)/上川郡(東川駅、天人峡温泉、天人閣ホテル、勇駒別温泉、旭岳温泉(=旧・勇駒別、敷島の滝)、姿見の池、吊り橋、羽衣の滝) 
【東京】運河沿いの道/台東区(浅草松屋屋上遊園地)