拳銃無頼帖 不敵に笑う男
けんじゅうぶらいちょうふてきにわらうおとこ
拳銃無頼帖シリーズ第三弾。愛銃ルガーに命を託す、赤木圭一郎扮する殺し屋が、陰謀と凶弾渦巻く暗黒街に挑戦し、暴れまくり射ちまくる痛快娯楽アクション巨篇。

殺さぬ殺し屋と異名をとる早射ちの竜は、3年前に金沢市で人を射った。それから流れるように月日が経ち、刑務所を出た竜は再び金沢に帰ってきた。竜が自首して刑務所に入ったのは、堅気になって恋人のユリとまともな生活を送ろうと決心したからだった。金沢に戻った竜はユリが経営していたアクセサリー店にすぐに行ったが、ユリは一年前に事故で死んでいた。愕然とする竜に、ユリの妹・博子は、ユリの死は竜の責任だと責めた。竜が町に戻ったことを知った菅井刑事は、竜に町を去るよう勧告した。最近、浜田組と船場組の暗斗が続き、竜が巻き込まれると抗争が激化する恐れがあったからだ。その夜、竜に射たれて不具になった相原が、ピストルを持たない竜を襲った。その時、どこからともなく一人の男が現われ、竜にピストルを投げて助けた。その男は浜田組の用心棒でコルトの謙と呼ばれる殺し屋だった。コルトの謙は「お前といつか勝負をしたいから助けた」と、ニヤリと笑った―。

日本
製作:日活 配給:日活
1960
1960/8/6
カラー/84分/シネマスコープ・サイズ/7巻/2281m

【日活100周年邦画クラシックス】拳銃無頼帖コンプリートDVD-BOX にも収録されています。

1960 日活株式会社
【石川県】金沢市(金沢駅、橋安江町の商店街、金沢刑務所(=本編冒頭タイトルバック。「北陸刑務所」という設定)、香林坊)/珠洲市(飯田、見付海岸、仁江海岸=ダイヤモンドの取引をする場面)/能都町(小木港のとも旗祭り(=竜と船場がモーターボートで脱出する場面)、宇出津(波止場、宇出津新町通りの「あばれ祭り」=出所した竜が妹の則子と祭りを見物する場面)/七尾市(和倉温泉)
※珠洲市ではロケ隊は谷野旅館に宿泊。